不動産業界向けシステム株式会社ビジュアルリサーチ

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株式会社ビジュアルリサーチ様は、1995年の創業以来、不動産業界において「賃貸管理システム」、「不動産仲介システム」など、不動産取引に関わる多様なシステムを提供してきた業界大手の企業です。日本の賃貸管理物件（委託管理）の4割を超える485万戸以上の不動産データベースを基盤に、様々な外部サービスとの連携を強化。不動産業界のDXを推進し、業界全体の活性化に貢献されています。法改正を含むバージョンアップなどにより、常に進化を続けるシステムの検証を、ヴェスがサポートしています。

株式会社ビジュアルリサーチ
システム開発部品質管理セクション品質管理グループ Manager
瀬尾小百合氏

戦略部　
金子　雅人氏

課題・問題のポイント

受注が増加したことで、検証業務に手が廻らなくなってきた
法改正への対応や、受注、機能のアップデートなど、業務量に波がある
PCだけでなく、スマートフォンやタブレット、各外部サービス連携など多様なインターフェースがあり、検証作業の負荷が高まっていた

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解決のポイント

月あたり2～5名分の検証作業をヴェスに依頼することで、スケジュール遅延することなくサービス品質を担保することができた
業務量の波に合わせて、契約期間、派遣人数、対応スピードなど柔軟に対応した

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受注が増え、エンジニアのリソースを検証に割けなくなり外部委託を検討

ビジュアルリサーチ様が提供されているサービスについて詳しくお聞かせください

（金子様）ビジュアルリサーチでは、不動産業界に特化したシステムやサービスを提供しています。具体的には、物件の「貸主（大家さん）」から管理を委託される「管理会社」、物件の借り主を探す「仲介会社」があり、これらの会社が物件や契約を管理するための賃貸管理システム、不動産仲介システムを提供しています。オンプレミス型の賃貸管理システム「i-SP」は、セキュリティの高さやカスタマイズ可能な点が特徴で、他社との差別化につながっています。一方、クラウド型の賃貸管理システム「SP-Ⅱ」や仲介システム「SP-R」、「SP-D」は導入コストを抑えながら賃貸管理や不動産仲介業務を一通りカバーできるため、大手のフランチャイズなどでも広く利用されています。

第三者検証サービスを導入したきっかけを教えて下さい

（瀬尾様）実はかつて、検証を第三者機関に委託していた時期があったのですが、一時全て社内で行う体制へと移行しておりました。しかしその後、受注が増えたことや、新規システムの開発が始まったタイミングが重なったため、エンジニアのリソースを検証業務に十分に割くことが難しくなり、再び一部の検証業務を外部に委託することを検討しました。

ご提供されているサービスのうち、ヴェスが検証を担当しているものはどちらになりますか？

（瀬尾様）大手向けの管理システムは、標準機能はもちろん、カスタマイズが多いため、各ユーザーに特化したインターフェースも検証いただいています。また、SaaS の仲介システムと売買システムでは、主にインターフェースの検証をお願いしています。

「検証」に特化している事と、明確な契約条件がヴェス採用の決め手

ヴェスを採用した背景と理由を教えてください

（瀬尾様）第三者機関に委託することを検討した当初は、３社からご提案いただいたようです。その中でヴェスさんは、事前のヒアリングを丁寧に実施いただき、弊社の状況を把握した上でスコープが明確なご提案をいただけた事と、他社に比べ費用対効果に優れていたことなどが理由で選定させていただいたようです。その他にも、「検証」に特化してサービス提供されている点や、IVECの有資格者が多い事なども採用理由の一つになっています。

検証作業で、ご苦労されている点をお伺いできますか？

賃貸仲介システム「SP-R」のダッシュボード

（金子様）やはりバージョンアップですね。基幹システムは４つだけなのですが、オプション機能などが日々増えていて、現在は20~30個あります。例えば不動産契約における電子契約が2022年に全面解禁されたことに伴い、Web申し込みや、セキュリティ対応を含む改修がありました。その他にも、電子帳簿保存法や、最近だとインボイス制度への対応がかなり大変でしたね。
その他では、利用環境の多様化対応ですね。基本的にはPCでの利用が中心ですが、外出先でスマートフォンやタブレットなどでも利用したいというニーズや、物件を借りている人がオンラインで申し込みや解約ができる様にしたいというニーズに応えて、アプリやブラウザベースでの提供も行なっています。最近では、すでにお客さんが利用しているサービスとの連携をしたいというニーズが高まっており、検証パターンがより複雑化しています。

実際にヴェスの第三者検証を利用してみて、良かった点を教えてください

（瀬尾様）一番助かっているのが、かなり柔軟に対応してもらっている点です。例えば打ち合わせについても、オンラインや来社など臨機応変に対応してもらっています。契約面でも「プロジェクトのスケジュールが変更になったので、急遽もう一人アサインしてほしい」ですとか、「短期の契約でお願いしたい」などの依頼にも、大変柔軟に対応していただいていてありがたいです。
現在、検証のプロパーのチームが25名おり、ヴェスさんからは2名来ていただいています。最も人員が必要だった時期には5名体制でご支援いただいた事もありました。法改正はほぼ毎年何かしらあるので、その対応に追われると急に作業量が増えるため、ヴェスさんの柔軟な対応に大変助かっています。
また、検証の専門会社なだけあって、検証の基本スキルを身につけたエンジニアさんは業務の立ち上がりが早く、大変心強く感じています。

強みであるデータベースを活かし、不動産業界のハブをめざして！

ヴェスに期待することをお聞かせください。

（瀬尾様）今後も、新しいシステム開発を継続していく中で、ヴェスさんの豊富な知見を活かして引き続き支援をお願いします。これまでいただいた多様なご提案についても大変感謝しています。社内でも十分に検討を重ねた上で、当社に最もフィットする形で実現していきたいと考えています。今後はより親密なパートナーとして連携を深めながら、より良いサービスを世の中に送れることを期待しています。

今後のビジュアルリサーチの展望をお聞かせください。

（金子様）今後の展望については、弊社の強みである不動産データベースを活かして、不動産の業界内で関わりのある様々なサービスとつなぎ込み、不動産事業者のハブとなるような存在をめざしています。例えば、他社のアプリやサービスを使っている企業があれば、それらとの連携をすることで、ビジュアルリサーチのデータベースやサービスをコア的に使えるようにしていきたいと考えています。

ソフトウェア検証サービス

株式会社ビジュアルリサーチ
https://www.visualresearch.jp
社名

株式会社ビジュアルリサーチ
本社所在地

東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル 23F
代表

代表取締役社長小野貴広
設立年

1995年4月4日
主な事業内容

不動産業に特化したパッケージ・ソフトウエアの開発・販売・運用・保守

ビジュアルリサーチは会社設立以来、一貫して賃貸管理業務、賃貸仲介業務、売買仲介業務に特化したシステムを開発してきました。不動産ビジネスをより円滑にするサービス作りのご提案を通じ、業務課題に対して最適なソリューションをお客さまにお届けすることなど、テクノロジーの力で不動産業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速化し、不動産取引そのものを進化させ、不動産に係る人々を幸せにしていくことを目指しております。

賃貸管理システム「i-SP」「SP-Ⅱ」：https://www.visualresearch.jp/product/kanri/
賃貸仲介システム「SP-R」：https://www.visualresearch.jp/product/tyukai/rent/
売買仲介システム「SP-D」：https://www.visualresearch.jp/product/tyukai/sell/