D社様では、工場のラインで使用されている部品の状態をWeb上で監視できるIoTシステムの開発を進めていました。開発が進む中で、ハードウェアとソフトウェアが密に連携するシステム特有の複雑さにより、社内だけで十分なテストを行うことが難しくなっていました。さらに、リソース不足により、予定していたテスト工数を確保できない懸念もありました。品質リスクを抱えたまま開発を続けることはできないと判断し、第三者によるテスト支援を検討することになりました。
ヴェスはD社様から実際に使用している構成機材をお預かりし、弊社拠点内に本番環境に近いハードウェア構成を再現することで対応。インプット情報が不足している中、これまでに培ってきた豊富な知見をもとに、対象システムの特性や懸念点を踏まえた最適なテストアプローチを立案しました。テスト設計から実行、結果のフィードバックまでを一括して担当し、現場での利用シーンを想定したシナリオをもとに検証を進めました。
準正常系・異常系の観点も含めたワンストップのテスト支援により、従来では検出が難しかった不具合の検出に成功。さらに、弊社体制によりリソースを補完することで、お客様側の工数負担を軽減しつつ、品質向上と工程の安定化を両立させました。 お客様からは「自分たちだけでは気づけなかった不具合が見つかり、テストの重要性を改めて実感しました。 」「限られた体制でも安心してテストを任せられて助かりました。 」といった声が寄せられています。