(江藤氏)
以前からテスト工程の上流側に第三者視点が必要だとの認識はありました。設計者がテストを設計し、テストを実施すると、どうしても「設計者目線」になりがちです。しかし、テスト設計の上流工程からテストの専門家による第三者の視点が入ることで、テスト品質の向上や効率的なテストの設計が可能になると考えたのです。
ヴェスに相談したところ、プロジェクトの上流工程から参加することで、効率的に品質向上の仕組みを作る上流工程検証サービスの提案をいただき、導入の機会をうかがっていました。
今回の案件は、比較的小規模で新しい検証のやり方を導入しやすい環境にあり、その一方で、開発期間を通常の半分に短縮して製品をリリースしなければならない特別なプロジェクトでもありました。これまで以上の納期厳守が求められており、テスト工程も大幅な効率化・短縮化が必要であるため、このプロジェクトで上流工程検証サービスを利用することを決めたのです。
(勝島氏)
上流工程検証サービスの導入により、テストの設計段階から専門家に参画してもらうことで、これまでの課題だったテスト設計などでの人的リソース不足の解消が期待できました。また、これまでの社内のテスト実施について、第三者視点からの提案や改善の指摘を受けることは、社内のテスト品質の向上にもつながると考えました。